海外から日本へ帰ってくるたび、必ず実感することがある。
――コンビニって、やっぱりすごい。
空港に着いて、まず日本のコンビニへ入る。おにぎりを買ってひと口食べるだけで、肩の力がふっと抜ける。
「ああ、帰ってきたな」と思えるのは、たぶん味だけじゃない。あの明るさと清潔感、迷わず選べる安心感、そして“いつもの感じ”がそこにあるからだ。
気づけば「コンビニ」は、日本人の生活から切り離せない存在になっている。
24時間営業で、食べ物も日用品もそろう。コピーやプリントもできるし、ATMでお金も下ろせる。荷物の発送や支払いまでできてしまう。困ったときに頼れる、街の救世主みたいな場所だ。
しかも最近のコンビニグルメは、ずっと進化し続けている。
“何か買う用事があるから行く”というより、むしろ“あれが食べたいから行く”ことすらある。店舗によっては休憩スペースや充電スポットがあって、用事がなくてもつい立ち寄ってしまう。
そんな万能なコンビニだけれど、近年は「若年層のコンビニ離れ」が進んでいる、という話もある。実際、来店客の年齢構成を見ると、1989年と2023年で大きく変化しているというデータが報じられていた。
参照元:https://news.yahoo.co.jp/articles/0adfd3ec0999938b6df31d7bb0bf5672c5e6967e?page=2
だからこそ、コンビニ各社は10〜20代に向けた新しい“来店理由”づくりを始めている。
象徴的なのが、店内の「パウダースペース」だ。
参考:

セブン‐イレブンでは学生街の一部店舗から導入が進み、明るさを3段階で調整できるライトミラーや、有料のヘアアイロンレンタルなども用意されている。スペース利用自体は無料で、「買い物の場」だけでなく、身だしなみを整えたり気分を切り替えたりする“立ち寄り場所”としての提案になっている。
さらに、コンビニ限定のコスメ展開も面白い。韓国・中国コスメとのコラボや先行販売など、「ここでしか買えない」をつくって、若い世代の動機づけにつなげている。
参考:

もはやコンビニは、「買い物の場」から「滞在・体験の場」へ。
そして私にとっては、帰国した瞬間に“日本の暮らし”へスッと戻してくれる場所でもある。
どこへ行っても、ある程度同じサービスと品質が期待できる。あの均一さは、当たり前のようでいて実はすごい。
コンビニは、まさに日本がつくり上げたおもてなし精神の詰まった「生活インフラ」だと思う。


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