世界のラグジュアリー市場では、いま 中古(リユース)ブランド品 の需要が急拡大しています。
特にアジア圏では、「中古のブランドバッグ・時計・ジュエリーを日本で仕入れて海外で販売する」というビジネスが一般化し、バイヤーが毎月のように来日しています。
なぜここまで日本が選ばれるのか──
その背景には、「日本人の物を大切に扱う文化」や「真贋精度の高さ」「偽物リスクの低さ」など、海外から見れば珍しいほど整った中古市場があります。
そのため、日本国内ではあまり知られていないイベントや仕入れスポットが、海外バイヤーの間では“必ず訪れるべき場所”として共有されています。
この記事では、海外バイヤーが実際に訪れる中古ブランドイベント・大型セール・フリーマーケット・リユース店・オークション を紹介します。
世界中のバイヤーが日本を“仕入れの中心地”にする理由
日本は世界的に見ても中古ブランド品の品質・真贋精度・在庫量がトップクラスの国。
- 商品状態が良い
- 鑑定技術が高い
- 偽物が非常に少ない
- 安心して買える市場構造
- 流通量が大きい
このため、香港・台湾・中国・タイ・シンガポール・欧米から毎月のように海外バイヤーが来日しています。
一方で、実際に海外バイヤーが利用している中古ブランド品のイベント・セール・仕入れスポット は
日本国内ではあまり広く知られていません。
これは、告知が業界中心だったり、海外SNS(WeChat・REDなど)でのみ共有されるケースが多いためです。
この記事では、海外バイヤーが利用するイベント・常設スポット・バイヤーが必ず訪れる店をまとめて紹介します。
海外バイヤーがチェックしている主要イベント・スポット一覧
シッチーのチャリティフェア(城南質屋協同組合)
日本最大級の質屋組合イベント。
バッグ・時計・宝飾品など 数万点規模 の在庫が集まる。


● 開催地
東京流通センター(大田区平和島)
● 開催時期(年間の傾向)
年2回(6月/11月)
● 特徴
- LV・CHANEL の在庫量が圧倒的
- 状態の良い質流れ品が多い
- 海外バイヤーの参加が非常に多い
- 初日午前は行列必至
● 公式サイト
https://jyounan.or.jp/
Japan Brand Auction(JBA)
バッグ・時計・宝飾品の大規模オークション。
海外業者の参加率も高い、定番の卸ルート。
● 開催地
東京(千代田区)・金沢
● 開催頻度
月2〜3回
● 特徴
- エルメス・シャネル・ロレックスが安定的に出品
- 会員制だが個人登録もしやすい
- 初心者バイヤーにも人気
● 公式サイト
https://www.brandauction.jp/
Star Buyers Auction(スターバイヤーズ)
輸出バイヤーに特に人気。
オンライン併用で参加しやすい大規模オークション。
● 開催地
東京・オンライン併用
● 開催頻度
月1〜2回
● 特徴
- HERMES の高額帯も豊富
- 時計・ジュエリーカテゴリーも強い
- 国際ロジ・説明が整備され海外ユーザーに優しい
● 公式サイト
https://biz.starbuyers-global-auction.com/
EcoRing Auction(エコリング)
国内最大級の物量を誇るネットオークション。
毎週〜隔週開催で最も“安定して仕入れられる”ルート。
● 開催地
オンライン中心
● 開催頻度
毎週〜隔週
(月間出品量約13万点)
● 特徴
- 中価格帯ブランドが多くロット買いに最適
- 費用を抑えて大量仕入れしやすい
- 海外発送のサポート体制あり
● 公式サイト
https://auction.eco-ring.com/
百貨店の中古ブランドフェア(合同催事)
名前は回ごとに変わるが、人気の高い大型催事。

● 主な開催地
- 池袋サンシャインシティ
- 新宿京王百貨店
- 新宿住友ビル・三角広場
● 開催頻度
年1〜2回(不定期)
● 特徴
- 複数のリユース事業者が同時出店
- バッグ・時計・ジュエリーがまとめて見比べられる
- 観光客・海外バイヤーの比率が上昇中
● 例:Secondhand Luxury Goods Bargain
https://www.keionet.com/
京王百貨店「質流れ品大市」
東京の百貨店催事の中でも歴史・規模ともに最大級。


● 開催地
京王百貨店 新宿店(7F大催場)
● 開催時期の傾向
年2回(1月/7月)
● 特徴
- CHANEL・HERMES の質の良い在庫が多い
- 百貨店鑑定で安心度が高い
- 初日朝は行列ができる人気催事
● 公式サイト
https://www.keionet.com/
大井競馬場「東京シティフリーマーケット」:海外バイヤーの“毎週のリアル仕入れスポット”


アジア圏のバイヤーが“毎週訪れる”と言われるほど人気の巨大フリマ。
● 開催地
大井競馬場(大田区)
● 開催頻度
毎週 土・日曜
※天候や競馬開催で変動あり
● 特徴
- 出店数100〜300の超大型フリマ
- ブランド財布・バッグ・古着など格安が多い
- 相場のズレを利用した掘り出し仕入れができる
- 海外バイヤーのまとめ買いが非常に多い
● 公式サイト
https://www.instagram.com/tokyocity_fleamarket/
KOMEHYO(コメ兵):日本最大手のリユースブランド小売。海外バイヤー必訪の店舗


イベントではないが、
海外バイヤーの“仕入れルート”として確実に組み込まれる大手リユース店。
● 店舗例
- 新宿店(仕入れスポットとして最重要)
- 銀座店
- 名古屋本店
- 心斎橋店 ほか
● 特徴
- 中古Aランク以上の良コンディションが多い
- 鑑定精度が高く安心
- 免税対応あり
- 在庫量が国内トップクラス
- 時計・ジュエリーが特に強い
● 公式サイト
https://www.komehyo.co.jp/
■ 年間スケジュール(傾向)
※固定日ではなく「毎年の傾向」をまとめています。
● 1〜2月
- 時計・ジュエリーが動きやすい
- JBA / Star Buyers / EcoRing が通常開催
● 3〜4月
- バッグカテゴリーの動きが活発
- 百貨店のリユースフェアが増える
● 5〜6月
→ シッチー(第1回)
- 海外バイヤーが増加する時期
● 7月
→ 京王百貨店「質流れ品大市」
● 8月
- 比較的落ち着くがオークションは通常開催
● 9〜10月
- 池袋・新宿の大型フェアが開催されやすい
- 時計需要が本格化
● 11月
→ シッチー(第2回)
- 年間最大級のイベント
● 12月
- 時計・宝飾の需要がピーク
- 店舗セールが増える
● 通年
→ 大井競馬場 東京シティフリーマーケット(毎週)
→ KOMEHYO(常設仕入れスポット)
まとめ:イベントと小売を組み合わせることで、日本仕入れは最も効率的になる。
海外バイヤーは以下のような“王道ルート”で日本仕入れを回るのが一般的:
- 大井競馬場フリマ(掘り出し物)
- KOMEHYO(高ランクの補充)
- 池袋・新宿フェア(比較仕入れ)
- シッチー・百貨店催事(大規模)
- JBA / Star Buyers / EcoRing(大量ロット)
このように、
イベント × フリマ × 大手リユース店 × オークション
を組み合わせることで、効率の良い仕入れが可能になります。
日本の中古ブランド市場は世界的に“質が高く安全”。と言っても、このようなイベント情報は実は日本より海外バイヤーの方が情報感度が高かったりして、イベントによっては、海外バイヤーが8割といったものもあります。
日本人バイヤーは海外バイヤーに負けないよう、こういった情報をしっかりキャッチして仕入れをしていくと良いと思います。



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